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M&Aの流れ
M&Aの流れを、売手の視点から説明いたします。
まずは、事前準備をして、M&A仲介会社と、仲介契約やアドバイザリー契約を締結して、案件化を進め、ノンネームシートという紹介資料を作成します。
買手候補をが見つかると、秘密保持契約(NDA)を結んで交渉を進めます。
意向表明書(LOI)、基本合意(MOU)、譲渡契約へと、大まかで拘束力の弱い契約から、徐々に、詳細で拘束力の強い契約を締結していきます。
譲渡契約を締結して、クロージング(決済・引渡)が完了すると、PMI(M&A後の事業統合)という作業に入ります。
なお、意向表明書(LOI)から、譲渡契約締結までに、デューデリジェンス(買収監査・調査)や、トップ面談が行われます。
お見合いの流れにたとえると
では、お見合いではどうでしょうか。
なずは、結婚紹介所に申し込み、案件化(?)を進め、釣書(紹介資料)を作成します。
お見合い、交際、プロポーズと、徐々に拘束力の強い関係になっていき、結婚届を出します。
結婚届を出して、結婚式が完了すると、結婚生活が始まります。
なお、交際中には、信用調査が行われます(もちろん、結婚の場合は必ずしもおこなわれるわけではないですが。。。)。
ちなみに、結婚がゴールだと見せかけて、結婚後の結婚生活の方が大変なのも同じです。
まとめ
M&Aとは、会社のお見合いです。
書面資料での紹介からはじまり、コミュニケーションと調査を進めながら、徐々に結婚に向かうのです。