M&Aの流れはお見合いと同じ?

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実務三郎
M&Aは、どのような流れで実施されるんですか?
貝井
M&Aは「会社のお見合いで」あり、M&Aアドバイザーは「お見合いおばさん」だと思っています。M&Aの流れは、お見合いの流れをイメージしてもらうとわかりやすいです。

目次

M&Aの流れ

M&Aの流れを、売手の視点から説明いたします。

まずは、事前準備をして、M&A仲介会社と、仲介契約やアドバイザリー契約を締結して、案件化を進め、ノンネームシートという紹介資料を作成します。

買手候補をが見つかると、秘密保持契約(NDA)を結んで交渉を進めます。

意向表明書(LOI)、基本合意(MOU)、譲渡契約へと、大まかで拘束力の弱い契約から、徐々に、詳細で拘束力の強い契約を締結していきます。

譲渡契約を締結して、クロージング(決済・引渡)が完了すると、PMI(M&A後の事業統合)という作業に入ります。

なお、意向表明書(LOI)から、譲渡契約締結までに、デューデリジェンス(買収監査・調査)や、トップ面談が行われます。

お見合いの流れにたとえると

では、お見合いではどうでしょうか。

なずは、結婚紹介所に申し込み、案件化(?)を進め、釣書(紹介資料)を作成します。

お見合い、交際、プロポーズと、徐々に拘束力の強い関係になっていき、結婚届を出します。

結婚届を出して、結婚式が完了すると、結婚生活が始まります。

なお、交際中には、信用調査が行われます(もちろん、結婚の場合は必ずしもおこなわれるわけではないですが。。。)。

ちなみに、結婚がゴールだと見せかけて、結婚後の結婚生活の方が大変なのも同じです。

まとめ

M&Aとは、会社のお見合いです。

書面資料での紹介からはじまり、コミュニケーションと調査を進めながら、徐々に結婚に向かうのです。

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